女性のキャリア

女性経営者が教える、20代女性が転職のために資格取得が不要な理由

これから転職を考えられている方の中には、少しでも転職が有利になるように資格の勉強をはじめよう!そう意気込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

またそもそも転職に資格が必要なのかどうかが分からずに悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

この記事を執筆している筆者は、IT企業で役員をしている30代の女性経営者です。

これはあくまで個人的な意見となりますが、弁護士や税理士、社労士などそもそも資格を持っていないと仕事に就けない職であれば話はまた別ですが、それ以外の職種に転職をしたいのであれば転職をするためにあえて資格を取る必要はないと思っています。

その理由は、転職を望む多くの女性が「資格の勉強をすること」が目的となり、いつの間にか本来の目的である「転職」を忘れてしまうからです。

また、受かる保障が100%あれば良いですがやってみないと分からないこと、どのくらいの期間で勉強が終わり試験に望めるのかなどの不確定要素が大きいゆえに、「若さ」という武器を最大限に発揮できる20代というこのタイミングを逃すのはあまりにも惜しいのではないかと思うのです。

わたし自身、社会人となりこれまでに4回ほどの転職を繰り返してきていますが、転職のために資格の勉強をした経験はありません。そして、持っている資格といえば運転免許証くらいです…。

自身の今後のキャリアを考えた上で、転職のために「資格取得が必要なのかどうか」を考えながらこの記事を読み進めてください。

あなたの人生にとってこの記事が良いきっかけなりますように。

20代の女性にとって、8月は最高の転職タイミングと言えます。転職エージェントも年度末から続く転職の繁忙期を超えて今は比較的時間の余裕があるため、手厚いサポートが受けられる可能性があります。

しかし、転職市場に出回っている求人数には限りがあります。そのため、良い求人と出会うためにも早め早めの行動を心がけましょう。転職は、以下のステップで行うことをおすすめします。

  1. 複数の転職サイト(マイナビジョブ20’sリクルートエージェント)に登録をする
  2. エージェントから連絡を受けた後、面談または電話で今後の進め方や現在の状況を伝える
  3. 話を聞いてみて相性が良さそうな企業と転職活動をスタートさせる

より良い求人と出会うためにも、エージェントサービスを賢く利用しましょう。

20代女性は転職のために資格を取得する必要がない理由

冒頭でもお話をしたように、これはあくまで個人的な意見となりますが、転職のためにあえて資格の取得をする必要はないと考えます。

この章ではその理由についてお話を進めていこうと思います。

まず一つ目の理由は、資格を勉強することが「目的化」し本来の目的を見失ってしまうからです。どういうことなのか事例を挙げて説明していきたいと思います。

理由その1. 資格を勉強することが「目的化」し本来の目的を見失うから

なんとなく言っていることは分かるけど「本来の目的を見失う」ってそんなこと言われてもよく分からない…具体的にどういうことなんだろう…。

たしかにこの説明では具体的なイメージが付きにくかったかもしれませんね…。納得していただくためにも一つのアンケートをご紹介しながら説明をしていきたいと思います。

突然ですが、「資格難民」という言葉をご存知でしょうか?

「資格難民」とは、現在就職・転職のために資格を取得したものの、資格を活かした職業に就けていない人のこと

※引用元:「資格」と「キャリア」に関する調査レポート

昨今この「資格難民」が急速に増えています。

なぜ増えたのか?

その要因について詳しく知るためにトレンド総研が20代から30代の女性500人を対象に行った「「資格」と「キャリア」に関する調査レポート」についてお話を進めます。

このアンケート結果から「資格を勉強することが目的化し本来の目的を見失ってしまう」とはどういうことなのか、理解を深めていただけますと幸いです。

調査内容が少し長めとなるので、この記事を読んで下さっている方にぜひ知っておいて欲しいと思う要素だけをピックアップしてお話を進めます。

「将来の不安を払拭するための備え」として資格の勉強をはじめた

以下の回答は「資格を取得した背景は何か?」という問いに対する答えです。

会社員女性(27歳)
会社員女性(27歳)
今の仕事をいくつまで続けていけるのかが不安になり、長く働き続けられそうな医療事務の資格を取った
専業主婦(32歳)
専業主婦(32歳)
簿記の資格を持つことで職に就く時に有利に働くと思った、以前と異なる仕事をしたいと思った
パート(39歳)
パート(39歳)
出産や育児を経て働けない期間があるので、これからのことを考えて仕事に就く時に有利になりそうなファイナンシャルプランナー(FP)の勉強をはじめた

資格を勉強し始めた背景は異なるものの、資格難民と呼ばれる彼女たちは、就職するために資格を取ったものの取得後も仕事に就くことはできませんでした。

なぜ、彼女たちは働くことができなかったのでしょうか。

その秘密を探るべく、同調査における「資格取得後の就職・転職活動において難しいと感じた点はなにか?」という問いに対しての回答を見てみましょう。

しのぶグラフ※引用元:急増する「資格難民」の実態を調査|トレンド総研より

回答を見るにほとんどの女性が、目の前の「資格を勉強すること」が最優先となり、その後の転職について考えられなかった人が多かったことが分かります。

資格の取得が目的であればそれで良いですが、今回のようにその後の「転職」が目的であれば、完全に目的を見失っていることになります。

資格の勉強をする姿勢は意欲的で大変素晴らしいことだとは思うものの、何を目的とした資格の勉強なのか、いつの期間までに資格を取得しその後どのようにして資格を活用するのかなど、重要なことは資格を取ったその先のこと(転職)です。

その先のことまで考えられていなかった…と思う方は、改めて資格を取る意味・その目的について考えてみてください。

改めて考えることこそが、その後のあなたの人生にとって必ずためになるはずです。

理由その2. 「若さ」という武器を最大限に発揮できる20代のタイミングを逃すのはあまりにも惜しいと思ったから

二つ目の理由は、資格の取得は時間がかかるがゆえにいつ受かるかが分からないなど不確定要素が多いため、「若さ」という武器を最大限に発揮できる20代のこのタイミングを逃すのはあまりにも惜しいと思うからです。

今現在わたしは会社の経営者として仕事をしていますが、20代の頃のキャリアを振り返るととてもじゃないですが順風満帆とは言えないキャリアを歩んできました。

大学を卒業し転職活動に失敗し、職が決まらず数々のアルバイトで食いつなぎながらフリーターを続けていました。ようやく決まったのが受付事務の仕事です。

そこから過去の時間を取り戻すように、出来ることはなんでもチャレンジし、とにかくがむしゃらに働き続けました。

どうしたら年収を上げられるのか、キャリアを形成できるのかを必死に考え、チャンスだと思ったタイミングで転職を繰り返してきました。その結果が現在のわたしです。

今思えば無謀だった挑戦も20代という「若さ」があったからこそだったのではないかと考えます。

もしも今資格の勉強をはじめるかどうかを迷っているのであれば、確実にいつのタイミングで資格が取れて、その資格を就職に役立てることができる保障があれば資格取得目指し勉強するのは良いことだと思います。しかし、それを考えることが難しいのであればまずは資格を取らないと転職が出来ないかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。

20代は未経験でも今後の成長を期待されて積極的に採用をする企業が多い

20代 若い20代の場合、新卒・第二新卒に限らず、未経験でも採用されることが多いです。

私自身、現在の仕事柄、採用や教育などの人事を兼任していますが、20代の場合未経験でも積極的に採用を決めにいきます。

その理由は、比較的どの企業でも同じ理由かと思いますが、20代の場合、若い分「伸び代」があります。そして、会社の今後を考えた時に、即戦力として活躍が出来なくても「投資」として「育てる判断」をするからです。

即戦力として欲しいのであれば、やはり年の数だけ経験や実績がある30、40代に目がいきがちですが、会社の成長やこれからの未来を考えた時は、やはり20代の若い人材を入れる必要があります。

今は採用した20代が機能しなくても、5年後、10年後に会社の核となり活躍してくれる人材になってくれれば良いのです。

そのため、20代は未経験でも転職が決まりやすいのではないと思います。

私の個人的な意見としては、資格の勉強も大切ですが、資格がないと働けない職種(弁護士、税理士など)を目指さない限りは、まずはとにかく経験と実績を積むことに重きを置いた方が良いと思います。

私自身そうして自分の道を切り開いてきました。今振り返ると、よくもまあなんとかなってきたな…と思うほどですが、、転職を繰り返し、経験・実績を積んできて本当に良かったと思っています。

歳を取るとごとに、挑戦が怖くなります。さらに女性の場合、結婚、出産、育児など、ライフイベントがキャリアに及ぼす影響は大きく、自分のためだけに働ける時間はとても少ないです。

時間は有限です。そして、思っている以上に時間はあっという間に過ぎます。

後悔しないためにも、まずは自分の目的が何かを明確にし、本当に資格の勉強が必要かどうかを判断しましょう。

資格を取得するなら、働きながら勉強をする!絶対に仕事を辞めてはいけない

仕事を辞める

これまで、転職において資格の取得が必要ない理由について述べてきました。

「言いたいことは分かるけどやはりこれをやるためにもこの資格の取得は必須だ…」という方もいらっしゃることでしょう。

どうかお願いがあります。それは、目的を見失わないこと、そして、なるべく働き続けながら資格の取得を目指して欲しいということです。

目的を見失わないことの大切さについては、「資格を勉強することが目的化し、本来の目的を見失ってしまった」でお話をしてきました。

この章では、なるべく働き続けながら資格の取得をして欲しい理由について、解説します。

再び章の前半でお話をさせていただいた、資格を取得したが仕事に就けなかった資格難民の女性への以下アンケートをご覧ください。

※引用元:急増する「資格難民」の実態を調査|トレンド総研より

就職を見据えた資格取得にあたって重要なことは、何だったと思うか?」という問いに対して、38%の女性が仕事を続けながら資格の勉強をすれば良かった」と回答しています。

約4割の女性が、資格の取得を理由を仕事を辞めて後悔をしたことがわかります。そして、資格が目的化し本来の目的である「転職」が見失われていることも読み取れます。

後悔しないためにも、少し道は長くなってしまうかもしれませんが、目的を見据え、仕事を続けながら長く細く目標に向かって努力するべきだと言えるでしょう。

まとめ|まずは資格を取得する目的から考えよう

この記事でお伝えしたポイントは、以下の通りです。

・資格を勉強することが目的化し、本来の目的を見失わないこと
・20代は未経験でも今後の成長を期待されて積極的に採用をする企業が多い
資格を取得するなら、働きながら勉強をする!絶対に仕事を辞めてはいけない

まずはそもそも資格を取る目的は何かを明確にし、資格の取得をすべきかどうかを考えましょう。

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しのぶ
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これまでに4回の転職と某企業の役員として働いた経験をもとに、独立。現在は、 個人事業主(ブロガー)として活動中。波乱万丈だった人生経験をもとに、悩める女性の手助けとなるべくブログを開設しました。